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特許公報

超解説!お酒の発明① 燻製麹

  • 公開日 :
  • 書いた人 : yoshiko

最近、息子を保育園にお願いして仕事復帰しました。

これからはイベント企画やweb関係の更新頻度が上がる予定です。

イベント企画は、現在募集中の4/10(日)の春の唎酒会を皮切りに色々と企画仕込み中なのでお楽しみに!

 

イベント:春の唎酒会2022

 

さてさて、そんな復帰後のブログですが、新シリーズを開始します。

その名も「超解説!お酒の発明」シリーズです。

 

実は沓掛(嫁)は、沓掛(嫁)になるまで十数年、特許関係のお仕事をしていました。

資格欄に一級知的財産管理技能士というのを書くことができます。(マイナーな資格ですが。。。)

 

特許って、青色発光ダイオード事件とか、切れてるお餅事件とか有名な訴訟はご存知な方も多いかと思います。

賠償額など大きな金額のときにインパクトがあったりでニュースになりますね。

ただ、そんな大きな訴訟はたまに起こる程度で、多くの特許関係者は日々大量の特許公報と言われる発明の内容が記載された書面を確認することが多いです。

 

その特許公報からお酒に関係する気になる・面白そうな発明をピックアップしてご紹介していきます。

なお、当社での事業とは全く関係なく、沓掛(嫁)の独断と偏見で紹介していきますのでご容赦ください。

 

第1回はこちら!

特許公報

【公開番号】特開2020-150832(P2020-150832A)
【公開日】令和2年9月24日(2020.9.24)
【発明の名称】燻製麹および発酵食品の香り付け方法

 

燻製麹!!!いかにもおいしそうな名前がついていますね。期待ができます。

どうやって作るのでしょうか?

 

 乾燥麹を燻製室内に置き、燻製室の室温を25~40℃に維持しながら、燻煙材料にサクラを用いて一晩燻煙し、燻製麹(乾燥麹)を得た。

 

だそうです。ふんふん。チーズ燻製とかと一緒ですね。

ちなみに、サクラ以外に「カシ」「ヒノキ」などが使えるそうです。

このできた乾燥麹を用いて二段仕込みで清酒を作ったようです。で、どんな感じになったかって?

 

  得られた清酒を試飲して官能評価した結果、清酒からは、上立ち香に燻製の香りが認められた。

 

だそうです!試してみたいですね。スモーキーな清酒。

ちなみに、燻製処理した麹としていない麹を半々で清酒をつくった場合は、燻製の香りが弱くなったそうです。

燻製の種類を変えたりブレンドしたりすることで、フレーバーが変わったスモーキーな清酒が出来そうですね。

 

そのうち新商品でどこかの酒蔵から出ることもあるかも?です。

燻製ナッツ(地元TSURUYAのPB商品をこよなく愛しています)と楽しめるといいですね~(妄想は広がる…)

 

今回はこんなところで。

では次回もお楽しみに!